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ミラノの乗り物 [ミラノ]

ミラノでの移動は地下鉄、トロリーバス(道路上に張られた架線から電気を取って走るバス)、路面電車、普通のバスなんですが、日本のように距離で幾ら支払うというものではなく、切符を予め買い90分は乗り放題というものです。ミラノはそれほど大きくはない街なので、90分もあれば乗り物を乗り継いでも結構どこへでも行けてしまいます。

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路面電車

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Filo bus(トロリーバス)

Tabacchi(タバコ屋という意味ですが、タバコ以外に雑誌、切符、絵葉書、地図などいろいろ売ってます)などで切符を買い、バスや電車だったら乗車してから中にある検札機に切符を入れて刻印し、地下鉄では日本と同じように入り口に切符を入れて入ります。

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検札機

でも車掌さんが確認するわけではなく、実際には切符を持たずに無賃乗車ということも可能になるわけです。
時々検察官が不意に入ってきて抜き打ち検査をするんですけどね。
路面電車やトロリーバスには3つくらいのドアがあるんですが、3人分かれて入ってきて「Biglietto, prego! (切符をお願いします)」と言われます。
結構驚きますね。検察の間はバスは扉を閉めきって外には逃げられないようにしているので、袋のねずみです^^;
皆さんきちんと検札機で刻印していますが、時々外国人で切符を持たずに乗車してしまう人がいたりします。



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滞在許可証 [イタリア]

イタリアに旅行する場合、パスポートだけで3ヶ月の滞在はできるんですが、留学などの長期に渡る場合、滞在許可証が必要になります。
入国後8日以内に最寄りの移民警察署へ出頭し、指定書類を提出し、滞在許可証を申請しなければなりません。

ちなみに書類は、
・パスポートのコピー(ビザが申請してあるもの)
・クレジットカードの両面コピー
・海外旅行保険の保険証書のコピー
・入学許可証
・証明写真

現在は滞在許可証申請キットが郵便局で無料で手に入るようです。
私が渡伊した時にはありませんでした。

書類を揃え、ミラノ在住の友達に移民警察署へ連れて行ってもらったのですが、8時の時点で門の前に百人以上の外国人がひしめいていました。。
取り敢えず門が開くまで待ったものの、中に入れない。。
日本人みたいに列を作らないので、ぐちゃぐちゃです。
当時何人までと決まっていたようで、警察署に入るのさえ全然無理でした。

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次の日、地下鉄の始発に乗って出直し、数時間待ってやっと内部へ入れたものの、列がなかなか進まない(内部は幾つか窓口がありますので、列ができていました)
また数時間待ち、やっと順番が回ってきたら書類が足りず。今になってはなにが足りなかったのか分かりませんが、最初の滞在許可証を取るのにとても苦労したのを覚えています。

学生ですと許可証の期間は1年間で、毎年こんな目に合うわけです。もうウンザリですよ。
聞く所によると、学生なのにヴィザが切れてしまい、旅行者扱いで3ヶ月おきにスイスまで足を伸ばしてくるという強者もいたようです。一旦イタリアを出てしまうと更に3ヶ月いれますしね。

何度か列車でスイスへ行ったことがありますが、国境を超えると検察官がやってきてパスポートを見せましたが、印を押してはくれませんでした。当時は押してくれたのか、また頼んだのかは分かりませんが。
私の滞在許可証はA4サイズの紙切れのままですが、今は銀行カードのようなプラスチック製になっています。



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オペラを観た後に [ミラノ]

昨日はオペラ初日の様子を書きましたが、2日目からは価格も平常になり、私がよく見ていた天井桟敷の1列目では5000円くらいだったと思います。
立ち見は当日200人まで入れるのですが、当時1500円くらいでした。
平土間席でウン万円でしたから、学生の身では嬉しい限りです。

オペラが始まるのは20時。
イタリアの夕食はだいたい20時なんですが、オペラ自体が3時間、4時間かかるのもありますし、休憩時間が30分ほどで、20時に始まっても終演は0時前後になってしまいます。
立ち見だと疲れますね~。。
一応席はあるんですが、座っているとほぼ見えませんし、疲れた時とか休憩時間に座ったりしていました。
でも200席あるわけではなく、やはり早めに並んで席を確保するのが立ち見の場合必須ですね。
大好きな演目だと3,4時間もあっという間でしたが、イタリアオペラ以外のものであまり知られてないものだとやはり倍疲れます。。

オペラが少し早めに終わると地下鉄で帰宅したりもしていましたが、何しろ若い女性が一人というのはなかなか物騒です。
自宅の近くに住んでいる音楽仲間と知り合ってからは、相乗りしてタクシーで帰宅していました。

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聞く所によると、建物の門を入るまでは緊張しているように。。と。
後ろから付けられて。。ということもままあるそうなので。
タクシーの運転手さんも心得ているのか、私が門をあけて中に入るまでは見届けてくれました。
タクシーの運転手さんに限らず、イタリア人男性は女性にとても優しいです☆



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ミラノでの思い出(ミラノスカラ座) [ミラノ]

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ミラノのスカラ座で上演されるオペラ鑑賞は夢のようで、ミラノ守護聖人(S.Ambrogio サンタンブロージョ)の祭日12月7日から開幕されるオペラは欠かさずに観に行っていました。

開幕日の12月7日のチケットは仰天するくらいの値段になり、平土間席で30万円!真ん中くらいの価格で10万円ほどします。政治家、各界の著名人やセレブ達がここぞとばかりに豪華絢爛に盛装して集まってきます。
私達学生は勿論2日目以降に行くことになります。

もっぱら天井桟敷の1列目を買っていました。
スカラ座は馬蹄形の劇場で(ヨーロッパの古い劇場はみなこの形です)、平土間席プラス1階から4階まで バルコニー状態のボックス席、その上に2階分の天井桟敷でできています。

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ボックス席

馬蹄形ですので、平土間席、1~4階の真ん中寄りボックス席はバッチリ見えますが、端になるにつれて見えない所もでてきたり、更にボックス席は6人入れるので、後ろに座ると(値段も低くなります)立ってみるしかありません^^;

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天井桟敷

なので天井桟敷の席というのは、オーケストラや声が上に飛んで来るのしバッチリと楽しめるのです♪
当時発売日を待って、真ん中寄りの一番良い席を取ろうと並ぶわけですが。。。
これがとても大変でした。
あまり知られていないようなオペラだと苦労はないのですが、ヴェルディのLa Traviata(椿姫)やIl Trovatore(吟遊詩人)などが公演されるとなると、発売日から長蛇の列になり、番号札をもらって何度も何度も点呼に行くわけです。多かった時で4度もあり、夜中の0時もありましたよ^^;
帰宅できなくなるので、徒歩圏に住む友人の家に泊めてもらったりしたこともあります。

一番苦い思い出は、大好きなミレッラ・フレーニ(ソプラノ)がLa Bohemeに出演することになり、友人とチケットを取るべく並びに行ったのですが、すでに立ち見しかなく、200人のポストに並びました。
数々の点呼をこなし、開演前の最終点呼で、私は201番と判明。。。。
友達は200番だったので入れたのでした。
これほどガッカリしたことはありません。(後に別の劇場で観れたのですけどね。サインも頂きました☆)
今思えば皆いい思い出です☆



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ダイエット

イタリアへ来てからというもの、休日になると日本人の友人に招かれて食事したり、一緒に外食したりしておりました。特にイタリア料理は大好きで、ピッツェリアなどもよく行っていました。

イタリアで外食といったら、イタリア料理、ピッツェリア、中華料理、日本料理という感じでしょうか。
ミラノには日本人がやっているお寿司屋さんもあったりしたので、よく通っていました♪
こんな調子で、イタリアに来てからというもの体重が日増しに増えてしまい。。。15kgほど増加しました。
でもダイエットはしなかったんです。
声楽を学びに来たのですが、当時”歌い手は太っていたほうがいい声が出る”と思い込んでいたので。

それがある時、声楽の先生から、
「今は見てくれも大事よ。声がよくても太り過ぎはねぇ。ちょっと痩せなさい」と言われたのでした。
日本でもお馴染みのVerdiのTraviata(椿姫)の初演の際、肺の病気になってしまい死んでしまう役なのに、プリマドンナはとっても太っていたそうでブーイングが出たとか。。。
現在活躍されているオペラ歌手は、皆さんスマートで美しい方ばかりです。

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ダイエットにいいと言われたことは何でもやってみましたよ。
殆ど効果はなかったですね。
そうこうするうちに、少し体を悪くしてしまいまして。。
医師から10kgは落とすように言われました。
そんな中、ある女医に勧められて始めたのが、”食事半分ダイエット”です。
我慢せずに何でも食べていいんですが、全て半分にするんです。
パスタの半分って。。。50gなんですが、ほんの3,4口です。見た目で寂しくなります。
お菓子も食べていいそうなんですが、あまり食べなくなると不思議に欲しくなくなるものですね。
1年間続けて25kg痩せました。

バンザイ!めでたし、めでたし!で終わればいいんですが。。
またリバウンドしてしまいまして、未だにず~っとダイエットをしております。
もう半分ダイエットはできませんし、彼も一緒なので食事制限もしていないんですが、せめて体力をつけようと運動は頑張ってます。




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”レヴェナント 蘇えりし者”を観た

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今日は雑用が2つあって結構動きがあったんですが、午後一息ついたら彼が「映画を観に行こう」というので、レオナルド・ディカプリオ主演の”レヴェナント 蘇えりし者”を観てきました。
早めに行ったので良い席を確保しました。

実話に基いて作られているそうですが、”凄まじかった”ですね。これまでリアルに撮れるんだろうか。。まるで全て本当に起こっているかのように感じました。
ディカプリオはこの映画でゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞したんですよね。
注目され始めたまだ若い頃は、あまり好きな俳優ではありませんでした。何だか中身がないような気がして。
今回のディカプリオ(というか全ての彼の映画を見たわけではありませんが)は素晴らしかった。
主演男優賞にふさわしい演技でした。
大自然に流れる坂本龍一の音楽も痺れました~~☆



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語学について [イタリア]

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留学が決まってから、まずは語学ができないと仕方ないので、日本に留学しているイタリア人に数ヶ月語学を学びました。全くの初心者で、大学でイタリア語の授業を2年間受けたものの殆ど覚えておらず、取り敢えずは生活に密着した最小限の会話を学びたかったのですが、折角の個人レッスンにも関わらずイタリア語の教科書に沿ってのレッスンになり、とても後悔しました。大学でやったものの復習でした。
案の定、イタリアに来てからというもの、ほぼ2年ほどは喋れず。。
勿論ミラノでもミラノ市がやっている語学学校に通ったのですが、周りは日本人だらけ。
一人で来て友達もいなかった私にとって、同じ日本人同士というのは安心感もあり、悩みを共有したり、食事を共にしたり。。。と益々イタリア語から遠ざかっていくのでした。

物怖じせず、お喋り好きで性格が明るい人はイタリア人とどんどん会話して、半年ほどで普通に会話できるのですが、間違えないように、しっかりと文章を組み立てて話そうとすると時間もかかり、なかなか会話についていけないのです。
日本人同士の会話では”イタリア人の彼を作るのが先決”という話で盛り上がっていましたが、日本に彼を残してきた私としてはそれもできず、2年間は大変でした。

ある時、間違っても喋ろう!という気持ちになり、それからはイタリア人との会話も臆病にならず少しずつ身につけていったのでした。



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金曜日は魚の日 [習慣]

火曜日と金曜日は魚の日です。
カトリック教徒が約90%のイタリアでは、宗教上の関係で週2日のこれらの曜日に魚を食べるんです。
ちなみに小さめのスーパーでは火、金以外は魚売り場は閉まってます。

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彼の母親も敬虔なカトリック信者。
火曜と金曜の魚料理は欠かしません。
今日の我が家もお昼はツナのトマトリングイーネ(細いきしめんパスタのようなもの)、夜は鮭のハンバーグを頂きました。

ちなみにイタリア人は前菜、パスタ、肉(魚料理)、付け合せの野菜、デザート、コーヒーとフルコースで食べるのではないかと思われている人もいるのではないでしょうか?
朝は軽めにエスプレッソコーヒーだけで済ませる人もいれば、コルネット(クロワッサンの形をした甘いパン)にカプチーノくらいです。
朝から台所に立って朝食の用意をしているお母さんはまずいないと思います。

昼食はだいたいパスタ料理に付け合せ+(果物)、エスプレッソコーヒーという感じです。
パスタ料理の後に肉や魚、またはチーズを食べたりする場合もあります。
仕事をしている人は軽めにパスタ料理にサラダが多いようです。

フルコースはいつ食べるのかというと、休日、祭日ですね。
最近ではクリスマスイヴ、クリスマス、大晦日、エピファニア祭とフルコース続きで胃も疲れ気味です^^;



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胃の検査その後 [イタリアでの検査]

12月に胃カメラ検査をし、その際ポリープが見つかったのでその場で切除して生体検査をしました。
写真を見るとタコの頭のようにプックリと膨れていて、組織の色は周りと一緒で綺麗な感じでした。

複数の薬を服用していながらも胃薬は服用しておらず、1年前から胃の調子が悪くなってしまい、帰国中にはご飯を食べ始めると胃痛に酷い胸焼けという状態でした。
渡伊してからは胃薬を処方してもらい飲むようになり、胃の痛みはなくなったものの、舌苔は相変わらずで口臭もするようになり。。

生体検査でピロリ菌とかがあるのかもと思いましたが、検出されず。
ポリープ自体は心配するものではなかったので安心しました。
何故かポリープを切除したら舌苔も改善してきて、ほぼ正常になってます。ポリープが関係あったのかどうか分かりませんが。

しかし、去年の3月からの白血球の異常。
未だに原因不明です。

白血球の値は正常が9000位までなんですが、私の場合は11000~12000。
膀胱炎の時は15000まで上がりましたが、ここ数ヶ月はちょっと高いという感じです。
検査時は風邪もひいてないし、熱もないし、疲れすぎてもいなかったし、いたって普通でした。

感染症の値が高いのでどこかに炎症があるのは違いないと、歯の炎症から尿の細菌培養検査、大腸検査、胃カメラとやってきたんですが、結局まだ原因が分かりません。





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イタリアではしてはいけないこと [習慣]

日本人はあまり気にしなくても、イタリア人はとっても気にしてしまうということがままあります。
イタリアでは絶対しないほうがいいこと。

”すする”ことです。

鼻をすする
スープをすする
スパゲティをすする

鼻をすするというのはとても嫌いますね。
私は声楽をやっているのですが、レッスンの際によく鼻水が出てくるので、鼻を結構すすったりしていたのですが、3度めあたりで先生に「トイレへいって鼻を噛んできなさい」と言われました。
それ以来鼻をかむのが習慣になりました。

洋食などでスープが出るとき、エチケットとして”すすってはいけない”というのはかなりの人が知っていることだとは思いますが、スパゲティをすすってはいけないというのはあまり知られていないと思います。
つい蕎麦やうどんの感覚ですすってしまいますよね。

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家族がイタリアに来た時レストランでスパゲティを食べたのですが、皆一斉にすすり始めてしまい、周りのイタリア人に一斉に振り向かれました^^;
なかなか難しいんですよね。うどんなどはすする音がするから美味しいというのもありますし。
すする以外にも食べている時、音をたてるのがご法度です。くちゃくちゃ、ズッ、チュッなど兎に角睨まれます^^;
私も長年イタリアにいるのですっかり習慣になりましたが、久々に日本に帰って家族と食事をすると気になるようになってしまいました。



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